皮下脂肪細胞腫様t細胞リンパ腫が治癒可能かどうかは、血球貪食症候群の合併の有無に関係し、合併のあるものは治癒不可能で効果も乏しく、合併のないものは臨床的に治癒可能である。 1.皮下脂肪沈着症様t細胞リンパ腫に血球貪食症候群を合併した場合、多くは急速に進行し予後不良で、寛解しても短期間で再発しやすいというのが国内外の定説である。 具体的な薬剤としては、シクロホスファミド、ビンクリスチンなどがある。 2.血球貪食症候群のないものは、化学療法などを併用すると臨床的に治癒することが多い。 一般的な予後因子としては、病変が単一であること、血球貪食症候群を伴わない基本的に正常な血液像であること、ポリメラーゼ連鎖反応検査でクローン性遺伝子再配列が認められることなどが挙げられる。 皮下脂肪沈着症様t細胞リンパ腫の診断が確定した場合、本疾患の副作用を軽減するために、医師の指導の下での早期かつ標準的な治療が推奨される。