一般的に、舌が白いのは腎陽虚の証で、腎陰虚は舌が赤く苔がほとんどない状態で現れます。
腎陽虚とは腎陽の不足を指し、体が温かさを失い、顔が白くなったり、浅黒くなったり、疲労感(精神疲労、体力低下)、腰痛、膝痛、夜間頻尿、舌が青白くなる、苔が白くなる、脈が細く弱くなるなどの症状が現れるため、腎陽が不足すると白い舌になります。
腎陰虚とは、腎陰の不足、滋陰の失調、熱の内乱を指し、めまい、耳鳴り、ほてり、寝汗(寝ると異常な汗をかくが、起きると汗が止まる)、五心熱(手足の心臓が熱く、心臓や胸の熱を自覚する)、のどの乾燥、舌が赤く苔が少ない、脈が細い(脈が細くなり、速くなる)などの症状が現れますので、腎陰虚では舌が白くなることはありません。
ただし、舌が白いのは腎陽虚とは限らず、脾気虚、胃気虚などの場合もあるので注意が必要である。