内痔核か直腸癌かの見分け方

内痔核か直腸癌かは、自分では正確に判断できません。 内痔核と直腸がんは、症状は似ていますが、根本的に異なります。 内痔核は、肛門の歯状線上の粘膜下の静脈叢が拡張・屈曲してできた軟らかい静脈性の腫瘤です。 主な症状は痛みのない血便で、通常は鮮血ですが、出血量が多い人は貧血症状を伴うこともあります。 直腸癌は直腸粘膜上皮にできる悪性腫瘍で、初期症状としては主に便の癖や性状の変化がみられ、急性の重い便、粘液性の膿便や血便、細い便、便秘、下痢などがあります。 腹痛や腹部膨満感が起こることもあります。 内痔核病変は肛門に限られますが、直腸癌は膀胱、女性子宮への前方浸潤、進行した肺転移、脳転移などの組織浸潤や転移を起こすことがあります。 内痔核か直腸癌かを判断するには、通常の病院で肛門指診、肛門内視鏡、大腸内視鏡、病理検査などの関連検査を行い、明確な診断を下し、できるだけ早期に治療を行い、病状を長引かせないことをお勧めします。