石灰化嚢胞腺腫を伴う肝右葉嚢胞性病変は生命を脅かすものではなく、良性の腫瘍であり、必要であれば低侵襲で治療できる。 肝右葉の嚢胞性病変は臨床的に肝嚢胞の存在を示唆するが、臨床的に単純な肝嚢胞はそれほど有害ではないので、半年から1年ごとに肝超音波検査や肝胆膵CT検査を実施することが推奨される。肝嚢胞の直径が5cmより大きく、腹部膨満感などの症状がある場合は、腹腔鏡下嚢胞開排術や肝部分切除術などの低侵襲治療が考慮される。 肝嚢胞腺腫も良性病変であり、肝超音波検査を施行し、肝嚢胞腺腫の急激な増大が認められた場合には、摘出して病理検査を行い、悪性腫瘍の有無を判断する必要がある。 肝嚢胞腺腫に伴う肝右葉の嚢胞性病変の臨床所見は、一般病院の肝胆膵外科でみられる。