ヘリコバクター・ピロリ関連疾患の治療法

ヘリコバクター・ピロリ関連疾患とは、ヘリコバクター・ピロリ(Hp)感染によって引き起こされる関連疾患のことで、Hpを除菌することによって治療することができる。 ヘリコバクター・ピロリ(Hp)はグラム陰性桿菌で、経口-経口経路、糞便-経口経路、Hpに汚染された水源などを介して感染し、一般に集団が罹患しやすい。 Hp感染に対する禁忌のない患者には、Hpを除菌する4剤併用療法が一般的である。 プロトンポンプ阻害薬+ビスマス剤+抗生物質2剤の4剤併用療法で、治療期間は10~14日間が一般的である。 プロトンポンプ阻害薬(PPI):胃酸を抑制する薬で、オメプラゾール、ランソプラゾール、パントプラゾール、ラベプラゾールなどがよく使われる。 ビスマス:コロイド状のビスマスをペクチンに溶かしたものなどがよく使われる。牛乳と一緒に服用してはならず、服用中は便が黒褐色で光沢がなくなることがあるので注意が必要である。 抗生物質:一般的に使用される抗生物質は、クラリスロマイシン、アモキシシリン、レボフロキサシン、メトロニダゾール、フラゾリドンなどである。 上記の薬はすべて医師の指導の下で使用する。 治療期間中は食事の分量に注意し、服薬中止後4週間以上経過してからHpが消失しているかどうかを再検査する。 なお、抗菌薬の副作用、患者のコンプライアンス不良、薬剤耐性株などの事情により、胃内のHpを除菌することが困難な患者もおり、除菌プログラムは各個人に合わせて行う必要がある。