膵炎で血清アミラーゼが1リットルあたり900単位あるが、症状がない場合は、患者が痛みに鈍感であると考える。 正常時の血清アミラーゼの正常値は28~100単位/リットルであるが、急性耳下腺炎や急性膵炎では血清アミラーゼの上昇がみられ、膵アミラーゼは血液中に入り腎臓を経て排泄されるため、尿中および血液中のアミラーゼは有意に上昇する。 血中アミラーゼは急性膵炎の診断に重要な指標であり、正常高値の3倍を超えると有意に診断される。 血中アミラーゼは発症後6~12時間で上昇し始め、通常3~5日間持続する。 しかし、血中アミラーゼ値が著明に上昇したからといって、必ずしもより重篤な病態を示すとは限らず、膵臓病変との関連はあるが、胆石症、胆嚢の炎症、消化性潰瘍などでも血中アミラーゼ値が高くなることがある。 血中アミラーゼが著明に上昇している患者では、膵炎の腹痛症状がなく、痛みに鈍感なこともあるが、膵臓悪性腫瘍、胆嚢炎、消化性潰瘍穿孔などを除外する必要があり、通常の病院の肝胆膵外科を受診することが勧められる。