逆流性食道炎と狭心症の鑑別法

逆流性食道炎と狭心症は、症状の現れ方、補助的検査、治療法によって鑑別される。
1.症状の鑑別 両者は症状的に混同されることがある。 どちらも後胸部の不快感を伴うが、逆流性食道炎は後胸部の灼熱感を繰り返し伴い、食後に悪化することがある。 狭心症は、心悸亢進、発汗、のどのつかえを伴う、胸骨前庭部または胸骨後方の圧迫痛として現れることがある。
2.補助検査 逆流性食道炎は胃カメラで食道壁のびらんやうっ血を認めるが、心電図では異常は認められない。 一方、狭心症はST-T異常を伴う心電図で、冠動脈狭窄は冠動脈造影で検出できる。
3.治療法の特定 逆流性食道炎はオメプラゾールなどの制酸剤の服用で、狭心症はニトログリセリン錠などの硝酸剤の服用で効果的に緩和される。
狭心症の場合は、ニトログセリン錠などの硝酸薬を服用するのが効果的である。