頻脈は漢方でいう「動悸」に属し、動悸を治療する漢方薬の第一選択には明確な結論はなく、患者の具体的な状況に応じて治療する漢方薬を合理的に選択する必要がある。 動悸は、心虚臆病、心血不全、陰虚火病、心陽不調和などの証に分けられ、治療処方も異なります。 1.心虚臆病証:心虚臆病のため、心と精神が滋養を失い、動悸が見られ、治療は心を静め、心を養い、精神を静めることを基本とし、処方は精神を静め、精神を静める薬を選び、さらに引き算をし、薬は酸棗仁、茯苓、遠志、天導などを用いる。 2.心血虚:心血の失調、心滋陰(心臓が滋養を失う)により、心と精神が平穏でないため、動悸が見られ、治療は主に血を養い、心を養い、気を益し、精神を静めることであり、処方は桂脾湯に加減法を選び、薬物は黄耆、人参、炙甘草、当帰、竜眼肉などである。 3.陰虚火旺:肝腎の陰虚、火の内乱のため、心と心が乱れて、動悸が見られ、治療は主に陰を養い、火を清め、心を養い、心を静めることで、処方は天王心春丹(天王の心補充丹)で、薬草はレーマンアエ・プラエパラータ(Radix Rehmanniae Praeparata)、マイタケ舞冬(Maitake Mai Dong)、ダンセン(Dangshen)、黄連(Huanglian)。 4.心陽虚証:心陽虚は心神を養うことができないので、心悸亢進が見られる。治療は主に心神を養い、心神を静め、心悸亢進を鎮める。処方は桂枝甘草竜骨牡蠣湯で、桂枝、甘草、人参根、竜骨根、牡蠣などの薬を用いる。 そのほか、水飲が心を剋す、瘀血が心脉を塞ぐ、痰火が心を乱すなど、症状の種類によって処方が異なる。 上記の薬はすべて医師の指導のもとに使用すべきである。 動悸に悩む人は、早めに専門の医師に相談することをお勧めする。