肝性脳症における振戦とは何を意味するのか?

振戦が起こるということは、肝性脳症が臨床病期1期以上に入り、中枢神経活動の周期的障害、運動や神経反射の異常を伴っていることを意味する。
肝性脳症患者におけるフラッター性振戦の発生は、通常、脳組織のアンモニア中毒と脳内の神経障害によるもので、主に手指と手首を水平に伸ばしたときの手首の急激な屈曲と急速な伸展によって現れ、振戦は鳥の羽ばたきに似た運動亢進型である。
フラッター性振戦は肝性脳症の発生を診断する最も直接的で強力な根拠であり、一般に肝性脳症の1、2、3期にみられ、その出現は、患者が人格変化、知的低下、行動障害などの高次中枢の機能障害を有している可能性があること、また反射亢進、ミオクローヌスなどの異常運動や反射を有している可能性があることを示している。
要するに、肝性脳症で振戦が出現したら、すぐに医師に相談し、医師の指導のもとに治療を行う必要がある。