胚発生を評価するためのDNA切断インデックスの役割

  目的】精子の DNA 破壊指数(DFI)と胚の発生との相関を調べる。  方法:当センターでIVF-ETによる受胎補助治療を受けている男性患者26名を対象に.精子抽出のためのマスターベーション後の精子DNA切断指数(DFI)を調べた。DFIの27%(n=11)を実験群として選択し.平均年齢(32.27±4.03歳)の受精率.グレード1胚率.胚盤胞率をそれぞれ比較検討した。  結果:受精率は対照群56.73±4.03%,実験群54.36±3.85%,グレード1胚率は対照群49.27±4.40%,実験群35.27±7.38%,胚盤胞率は対照群51.80±6.67%,実験群32.45±3.42%であった. 受精率はコントロール群と実験群で有意差はなかったが,≧7細胞胚の割合,グレード1胚の割合,胚盤胞の割合には有意差が認められた.  結論:DFI指標は.体外受精前の胚発育能の前向き評価指標として用いることが可能である。