両側性陰睾で10歳の場合の対処法

両側停留睾丸の10歳男児では、ホルモン療法、開腹手術、腹腔鏡手術、自家精巣移植などの治療法が考えられる。
1.ホルモン療法:視床下部-下垂体-性腺軸の異常を伴う場合には、ホルモン療法を行うことができ、治療後に睾丸が下がる子供もいる。 しかし、触知不能陰睾に対しては、手術に備えてヒト絨毛性ゴナドトロピンを使用して血液供給を増やすことが一般的に推奨される。
2.開腹手術:停留精巣が触知可能で、精索血管の長さが十分であれば、開腹手術で下行精巣を固定するか、未閉鎖鞘があれば鞘を結紮する。
3.腹腔鏡手術:精巣が触知できない場合や診断に疑義がある場合は全例腹腔鏡検査が必要であるが、凝固異常、急性感染症、腹部手術歴、腹膜癒着が疑われる場合は行わない。
4.自家精巣移植:高位陰睾の場合、自家精巣移植を行うことがある。
両側性陰睾の場合、通常の治療を行っても、片側性陰睾や健常人に比べ、成人後の生殖能力が著しく低下する可能性があるため、保護者は十分な注意が必要である。 小児に停留睾丸が見つかった場合は、速やかに医師の診察を受ける必要があります。