空腹時血糖が高く、食後血糖が低くなる原因としては、明け方現象、スムジェ現象、不適切な薬物投与、不適切な食事や運動などが考えられる。 1.明け方現象:早朝に成長ホルモンやグルココルチコイドなどのグルカゴンの分泌が増加し、体内のグルカゴンはインスリンだけになるため、空腹時血糖が上昇する可能性がある。 2.スムジェ現象:夜間に低血糖が起こり、その反動で空腹時血糖が上昇する。 3.不適切な薬剤投与:糖尿病患者に投与される基礎インスリンや空腹時血糖を下げる薬剤が不十分な場合、空腹時血糖が高くなることがあり、短時間作用型(またはプレミックス型)インスリンや食後血糖を下げる経口血糖降下薬の過剰投与により食後血糖が低くなることがある。 4.不適切な食事・運動:食事量を減らして運動量を増やすと、食後低血糖になることがある。 空腹時血糖が高く、食後血糖が低い患者さんは、病院に行って原因を調べ、医師の指導のもとで治療を受けてください。