禁煙した糖尿病患者が太る理由

糖尿病の人は空腹感を感じやすいことが多く、禁煙するとニコチンの食欲抑制効果が解除され、食事摂取量が増えるため体重が増加することがある。 また、禁煙によって腸内細菌叢が変化し、これも体重増加につながる。
しかし、体重増加の悪影響が禁煙の有益な効果を相殺することはない。 したがって、医師は糖尿病患者に禁煙を勧め、禁煙期間中は体重管理に重点を置くべきである。 禁煙に成功した患者に対しては、6~12ヵ月間のフォローアップ訪問(電話など)が再発予防に役立つ。
禁煙は糖尿病患者における心血管疾患および全死因死亡の発生率を有意に低下させる。 禁煙は糖尿病性腎症の進行も遅らせる。 禁煙はHDLコレステロール値を上昇させ、LDLコレステロールを低下させるので、糖尿病合併症の予防に寄与する。 糖尿病患者は、医療専門家の指導のもとで禁煙すべきである。