魚鱗癬は、尿素クリームやレチノイド製剤などの外用薬や、イソトレチノインやアビタミンAなどの内服薬で緩和することができる。 魚鱗癬は、乾燥したカサカサした皮膚と魚の鱗のような病変を特徴とする皮膚疾患で、白色、灰色、褐色の病変があり、冬に症状が悪化することが多い。 魚鱗癬の大部分は遺伝的要因によるもので、ごく一部は特定の疾患(甲状腺疾患、腎臓疾患など)や薬剤(ヒドロキシ尿素、ナイアシン)による二次的なものである。 薬剤性の魚鱗癬は薬剤を中止すれば症状が緩和し治癒する。遺伝性の魚鱗癬は完全に治癒することはないが、尿素クリームや乳酸軟膏などの保湿剤の使用、角化を改善し鱗屑を減少させるレチノイン酸製剤やカルシポトリオール軟膏などの外用薬によって症状を緩和することができる。 重症の場合は、イソトレチノイン、アビタミンAエステルなどの内服も可能である。二次性皮膚感染症の場合は、エリスロマイシンなどの抗生物質を使用する必要がある。 魚鱗癬の患者は、医師の標準的な治療法の指導のもと、適時に医師に相談し、私服を避け、症状を遅らせないようにすることが推奨される。 患者は二次感染を避けるために、日常生活で皮膚の清潔に気を配り、熱すぎるお湯やアルカリ性の石鹸風呂を使わず、入浴の頻度も高くしないこと。