大動脈解離後の術後肺感染症は、一般に薬物療法や対症療法などの治療が必要であり、術後周術期肺感染症と退院後肺感染症に分けられる。 1.術後周術期肺感染症:治療には広域抗生物質またはセフジニルなどの配合剤が用いられる。 高用量、短期間の治療で、薬剤耐性菌の産生を防ぐと同時に、喀痰培養、血液培養、薬剤感受性検査を行い、適切な抗生物質を選択する。 同時に呼吸管理、栄養対症療法を強化する。 2.退院後の肺感染症:軽度の肺感染症は病院で医師に相談し、アモキシシリンなどの抗生物質を内服する。 中等度から重度の肺感染症では、入院の上、喀痰培養や薬剤感受性検査に基づく適切な抗生物質の投与、対症療法などが必要である。 大動脈縮窄術後の術後肺感染症は、病状の遷延を避けるため、入院して速やかに治療することが推奨される。