硬膜下血腫のドリリングおよびドレナージは、一般にアスピリン服用患者には推奨されないが、急性硬膜下血腫の場合は重症であれば実施されることがある。
アスピリンの血小板凝集抑制作用は何日も持続するため、手術の実施は術中出血を引き起こしたり、術後出血のリスクを増大させたりする可能性がある。したがって、一般的に、非急性硬膜下出血を合併したアスピリン服用患者には、穿頭・排膿手術は推奨されない。
しかし、急性硬膜下血腫で、重傷、病状の急速な進行、頭蓋内圧亢進の明らかな症状、意識障害の悪化、昏睡や脳ヘルニアなどを伴う場合、この時点で患者の死亡リスクが高い場合には、アスピリン内服中であっても、患者の救命のために緊急の穿頭・排膿手術を行うべきである。