夏に高齢者が熱中症になった場合の対処法

高齢者の夏の熱中症には、外的冷却、内的冷却、薬物冷却などの原因療法と、対症療法などがある。
1.原因治療
(1)体外冷却:夏の高齢者高温熱射病では、まず患者を風通しのよい低温環境に移し、衣服を脱がせ、同時に皮膚や筋肉のマッサージを行い、熱の放散を促進する必要がある。
(2) 体外冷却:体外冷却が効果的でない患者には、胃洗浄や直腸洗浄に氷食塩水を、腹腔洗浄や血液透析に滅菌生理食塩水を使用することができる。
(3) 薬物による冷却:生理食塩水やクロルプロマジンを静脈注射して体温中枢を調節し、血管拡張と筋弛緩を促して冷却を行う。
2.対症療法
(1) 昏睡:昏睡状態の患者には、気道を確保し誤嚥を防ぐために、気管挿管を時間内に行う必要がある。頭蓋内圧亢進の患者には、頭蓋内圧を下げるために、マンニトールを時間内に静脈注射する必要がある。
(2)輸液蘇生:医師は低血圧患者に生理食塩水、乳酸グリーン液などを点滴し、血液量を回復させる。
(3)多臓器不全:無尿、尿毒症、高カリウム血症が持続する患者には、血液透析や腹膜透析も必要である。
従って、高齢者が熱中症に罹患した場合は、速やかに病院を受診し、診察・治療を受ける必要がある。