イネツマブ イネツタマブ

剤形および規格: 注射剤:50mg/spot
効能・効果: 本剤は.ビンクリスチンとの併用による化学療法を1レジメン以上受けたHER2陽性の転移性乳癌を適応症とする。
合理的な使用のためのポイント:
1.イニツムマブによる治療を行う前に.適格な病理検査室でHER2検査を実施し.イニツムマブはHER2陽性の患者のみに投与すること。
2.イニツムマブの登録に係る臨床試験では.1週間投与法及び3週間投与法が採用されています。 単週投与法におけるinitumumabの推奨初回ローディング用量は4mg/kgで90分かけて静脈内投与し.維持用量は2mg/kgで週1回投与とする。 3週間投与の場合.初回ローディング用量として8mg/kgを90分かけて静脈内投与し.3週間ごとに6mg/kgを維持投与することが推奨されています。
3.アントラサイクリン系薬剤との併用により心毒性が増強され.重症例では心不全を起こすことがあるので注意し.順次又は個別に投与すること。
LVEFがベースラインに対して10%以上低下し.50%を下回った場合は.initumomabを中止し.約3週間後にLVEFを再度評価する必要があります。 臨床的に重大なうっ血性心不全がある場合は.initumumabの投与を中止することが強く推奨されます。 無症候性心不全を発症した患者では.頻繁に(例えば6~8週間ごとに)モニタリングを実施すること。
5.本製品は.次のような組み合わせの患者には推奨されない:(1)うっ血性心不全。 (2)高リスクでコントロールされていない不整脈。 (3) 薬物療法を必要とする狭心症。 (4) 臨床的に重要な心臓弁膜症。 (5) 経皮的心筋梗塞を示唆する心電図。 (6)コントロール不良の高血圧症。
6.イニツモマブにより呼吸困難又は臨床的に有意な低血圧が発現した場合には.点滴を中断し.エピネフリン.グルココルチコイド.フェニレフリン.気管支拡張剤及び酸素等の適切な薬剤を投与すること。 生命を脅かすような重篤な輸液関連反応を経験した患者は.永久に投与を中止すること。
7.臨床試験「initumumab registry」のデータでは.化学療法を1レジメン以上受けたHER2陽性転移性乳がん患者において.initumumabとvincristineを併用することにより.vincristineと比較して無増悪生存期間中央値が有意に延長(39.1週<vs>14.0週.HR = 0.24 .<p> <0.0001>)し.結果として.以下の結果が得られました。 その結果.患者さんに臨床的な利益をもたらすことになります。