肝膿瘍の臨床症状は?

肝膿瘍は細菌性肝膿瘍とアメーバ性肝膿瘍に分けられ、細菌性肝膿瘍は高熱、黄疸、疼痛などが現れ、アメーバ性肝膿瘍は発熱、疼痛、肝臓の大きさなどが現れる。 1.細菌性肝膿瘍:多くは急性に発症し、悪寒、高熱、発汗、黄疸などを伴う。 局所症状は主に右上腹部または中上腹部の持続痛で、しばしば右肩に放散する。 2.アメーバ性肝膿瘍 (1)発熱:発熱はアメーバ性肝膿瘍の臨床症状でよくみられ、これが初発症状となることもあり、体温はほとんどが39℃以下である。 悪寒を伴う発熱は細菌感染と合併することが多い。 (2)疼痛:肝臓部の疼痛はアメーバ性肝膿瘍の初期症状の一つであり、診断上重要である。 痛みの性質はさまざまで、膨張痛、鈍痛、刺痛、隠痛として現れる。 痛みは膿瘍が肝心膜に近いほど顕著であることが多く、横隔膜が刺激されると右肩に痛みを生じることがある。 膿瘍が肝臓の下部にある場合は、心窩部痛を起こすことがある。 (3)肝腫大:アメーバ性肝膿瘍の患者は、しばしば程度の異なる肝腫大と圧迫痛を認め、通常は右肋骨縁下3~5cm、10cm以上のものも少なくない。 肥大した肝臓の表面は、ほとんどが軟らかく滑らかであるが、数個は硬い感触で表面が凸凹していることもある。 上記のような症状が現れたら、時間内に病院へ行き、医師の指導のもと標準的な治療を受ける必要がある。