一般に強調CTは腹部強調のように絶食が必要であるが、頭蓋、胸部、血管強調CTは絶食なしでも可能である。
造影CTは造影剤を静脈注射する必要があり、造影剤を押し込むと吐き気や嘔吐などの副作用が出ることがあり、吐物を誤って気道に吸い込むと窒息し、命にかかわる。
絶食状態で腹部CT検査を行った場合、消化管内の食物が強調CTの画像結果を阻害し、正しい診断に影響を与える可能性がある。
胸部・腹部大動脈瘤が疑われるなど、患者の状態が重篤な場合は、検査前に絶食を待たずに胸部・腹部大動脈強化CTを緊急に行うことができる。 腹部以外の部位であれば、絶食でも可能である。
強化CTは通常空腹時に行うが、患者の状態や強化CTを行う部位を考慮することが重要である。 絶食の必要性は主観的なものではなく、有害な結果を避けるために専門医の判断に基づくべきである。