中高年の脚の痙攣の何が問題なのか

中高年によくみられる下肢けいれんの原因には、カルシウム欠乏、膝関節の変性変化、血管性などがある。
1.カルシウム欠乏症:特に閉経後の女性で最も多い原因は、カルシウムの喪失が増加し、体内のカルシウムが欠乏することである。 しかし、カルシウムは神経細胞膜を安定させる作用があるため、カルシウム不足になると筋肉の興奮性が亢進し、一般にけいれんと呼ばれる下肢筋肉の痙攣性収縮が起こりやすくなる。
2.膝関節の退行性変化:特に骨軟化症の患者では、活動時に骨の過形成が周囲の靭帯や関節包などを刺激し、関節包が刺激を受けると活動時の筋痙攣を誘発する。
3.血管由来:中高年者は通常、加齢に伴い血管が石灰化し、下肢の血管が狭くなったり、心房細動患者では血栓が外れて下肢の動脈が閉塞し、下肢筋肉の虚血や低酸素による筋収縮が起こる。
中高年の下肢けいれんの原因は他にも考えられるので、早めに病院を受診し、検査、原因究明、治療が必要である。