肺脳症は、速やかに治療を行い、不可逆的な脳障害が生じなければ回復の可能性がある。 肺脳症は低酸素と二酸化炭素の貯留が主な原因であり、精神神経障害症候群である。 治療の原則は、重篤な結果を避けるために、迅速な治療、換気の改善、低酸素の是正である。 積極的な治療により、患者の呼吸不全は改善され、肺脳症からの回復も可能である。 しかし、重症肺性脳症の中には脳ヘルニアに至るものもあり、また、治療が遅れると低酸素症、二酸化炭素貯留、脳組織障害が悪循環を形成し、病状の進行が早まるので注意が必要である。 また、肺性脳症の予後は原発性肺疾患や肺の機能状態に関係し、患者によっては無反応、意識障害、躁病、うつ病などの後遺症を残すこともある。 肺脳症の患者さんは、早めに医師に相談し、原因を突き止め、医師の指導のもと治療を標準化することをお勧めする。