肝・腎・脾機能障害の症状には、消化不良、腹部や肋骨の膨満感や痛み、緩い便などがある。 1.消化不良:肝・腎・脾の機能のバランスが崩れ、肝と脾の不調和(肝と脾が調和して働けない状態)があると、肝の解毒機能が低下し、脾の滋養強壮や運動機能が低下するため、消化不良や食欲不振が起こります。 2.腹部や肋骨の腫れや痛み:肝・腎・脾の機能障害があり、肝・腎の陰虚(肝腎の陰の不足)があると、体液の不足と虚熱の内乱により、ほてり(熱の爆発)、寝汗(寝ると異常な汗をかくが、起きると汗が止まる)、目の乾き、腹部や肋骨の腫れや痛み、女性では月経不順の症状が出る。 3.便がゆるい:肝・腎・脾の機能のバランスが崩れ、脾腎陽虚(脾と腎の陽気の不足)があると、脾が水・穀物・精を運んだり変化させたりする働きが失調し、腎が水分や体液を代謝する働きが弱まるため、手足の冷え、腰痛・膝痛・脱力感(腰や膝のあたりが痛くて力が入らない感じ)、便がゆるいという症状が出ます。 肝臓、腎臓、脾臓は人体でそれぞれ異なる機能を持っており、機能障害が起きた場合は、漢方医学(中医学)の鑑別のもとで、肝臓、腎臓、脾臓の機能障害の種類を診断し、的を絞った治療や調節を行い、自己判断で薬を使用することは勧められません。