転倒後の外傷性脳損傷では、頭部CT陰性で逆行性健忘があり、意識障害があれば脳震盪の可能性が示唆される。
1.脳震盪の患者は一過性の意識障害を示すことがあり、受傷当初は意識不明または昏睡状態であり、その経過は数分から10分、多くは30分未満である。 脳震盪の発症には頭痛、めまい、吐き気、嘔吐、集中力低下などの症状を伴うことがあるが、その他の神経学的検査に異常はない。
2.脳震盪の患者は逆行性健忘、すなわち発症の過程や最近の出来事は思い出せないが、発症前の離れた時期の出来事は思い出せることもある。
転倒して脳震盪が疑われる場合は、速やかに医療機関を受診し、医師の指導のもとで積極的に診断・治療を受け、病状の遅れを防ぐ必要がある。