高齢者の足の震えに効く薬とは?

漢方では、高齢者の足の震えは主に震えの範疇に属し、その鑑別によって、天麻黄附子細辛湯と鎮肝消風湯、痰導散と羚羊黄附子細辛湯、人参養栄湯、亀鹿二仙クリーム、地黄湯などを服用することができる。 1.風陽内動:手足が震えて粗く、程度が重く、抑えられず、めまい、耳鳴り、顔が赤く過敏で、興奮しやすく、手足のしびれを伴い、口が苦く乾き、言葉が遅く不明瞭で、舌が赤く、苔が黄色く、脈が筋っぽく滑りやすいなど。 天麻鈎頂飲や鎮肝消風湯を服用するとよい。 2.痰熱風動:頭が震える、手足がしびれたり震えたりする、あるいは物が持てない、めまいや立ちくらみがある、舌が太く歯形がある、舌が赤い、舌苔が黄色い、脈が滑りやすいなど。 痰導通絡湯に羚羊湯と鈎苓湯を合わせて服用するとよい。 3.気血両虚:頭が震えて手足が震える、顔色が悪い(白くて艶がない)、表情が淡白、疲労感(精神的な疲労と肉体的な衰弱)、舌が太い、舌が淡く赤い、舌苔が薄く白い、湿った脈が沈んで弱いなど。 人参養栄湯を服用するとよい。 4.延髄不足:頭が震えて手足が震える、物を持つのが不安定、物忘れが多い、舌が赤い、舌苔が薄く白い、または苔がなく紅赤、脈が細いなど。 亀鹿二仙クリームを服用するとよい。 5.陽気虚弱:頭が震え手足が震える、腱や静脈の拘縮(筋肉の緊張が続き硬くなる)、寒さを恐れ手足が冷たくなる、手足がしびれる、突発性発汗(日中不随意に発汗し、少し動いただけで発汗して悪化する)、舌が青白い、舌苔が薄く白い、脈がだるく弱い。 地黄飲を服用するとよい。 高齢者が足のふるえの症状があるときは、時間内に病院の漢方科を受診し、漢方医に相談してエビデンスに基づいた指導を受け、医師の指示に従って薬を服用する必要がある。