B型肝炎ワクチンを接種した成人は、通常抗体が産生されますが、抗体が産生されない場合は、当面検出されないか、被接種者がB型肝炎ウイルスのキャリアであるためと考えられます。 成人は通常、B型肝炎ワクチンの初回接種後1ヶ月程度で抗体が産生されますが、この時点では抗体量はあまり高くないことが多く、その後2回目、3回目のB型肝炎ワクチンの接種が必要となります。 2回目と3回目の接種後、抗体レベルは通常ピークに達します。 しかし、抗体レベルは定期的に再チェックする必要があり、抗体レベルが低下した場合はブースター注射を行う必要があります。 B型肝炎ワクチン接種後に抗体が産生されない場合は、体内での抗体産生時間が遅く、当分の間検出されないという個々の理由が考えられます。 あるいは、患者さんの体内にB型肝炎ウイルス、特に変異型B型肝炎ウイルスが存在し、通常B型肝炎ワクチンには反応しません。 体内にB型肝炎抗体を持っていない成人は、できるだけ早く普通の病院に行ってB型肝炎ワクチンの接種を受け、B型肝炎ウイルス感染のリスクを減らすことができます。