心胸郭窩部左上の痛みは、冠状動脈性心臓病、外傷、肋軟骨炎、胸膜炎などによって引き起こされる。 1.冠動脈疾患:冠動脈内腔の狭窄や閉塞、感情的興奮、緊張、不安、激しい運動、心筋の酸素消費量が増加しやすく、その結果、局所への血液供給が不足し、狭心症発作の引き金となる。 2.外傷:衝撃や突出による局所の軟部組織損傷や肋骨骨折で、胸痛、胸部圧迫感、咳、深呼吸痛が増悪し、局所の皮膚病変や打撲がみられることがある。 3.肋軟骨炎:肋骨と胸骨の接合部の軟骨病変で、局所の腫脹と疼痛を生じ、押すと疼痛が増悪することがある。 4.胸膜炎:胸膜腔に起こる炎症で、胸痛、胸部圧迫感などの不快な症状があり、重症例では呼吸困難も伴う。結核性胸膜炎では微熱、寝汗、倦怠感などの全身症状を伴うこともある。 胸部左上窩の痛みは、他の病気でも見られることがあるので、病状を遅らせないように、適時に通常の病院に行くことをお勧めします。