AIDS患者の精液接触創はハイリスクな曝露であり、高い感染リスクを伴う。
HIV感染源はヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染者やAIDS患者であり、主に性行為感染、血液感染、母子垂直感染である。
HIVは感染者の血液、精液、膣分泌液中に存在し、精液中のウイルス量は約100万~1,000万個/mLと膣分泌液よりもはるかに多いため、エイズ患者の精液に傷口から暴露されることで感染する危険性が高い。
HIVのウイルス動態によると、HIVは人体に侵入後、一般に24〜48時間以内に局所のリンパ節に到達し、約5日後には末梢血中にウイルス成分が検出され、その後ウイルス血症が産生され、CD4+Tリンパ球数の短期一過性かつ急速な減少を特徴とする急性感染症に至る。
したがって、傷口が割れてエイズ患者の精液と接触したら、できるだけ早くCDCに行き、ウイルスが血流にのって全身に感染が広がるのを阻止するために、早ければ早いほどよい抗ウイルス剤を服用する必要がある。