回腸末端に5mmの潰瘍があり、生検が必要である。

回腸末端に5mmの潰瘍があり、生検が必要であるということは、潰瘍の病理学的性質は、潰瘍の局所の粘膜組織を大腸内視鏡で鉗子生検し、病理組織学的検査を行うことによってのみ明らかにできるということである。 腸内視鏡検査で回腸末端に小さな潰瘍が見つかった場合、この状況は潰瘍による慢性回腸炎、クローン病、悪性潰瘍、その他の可能性を考慮する必要があるが、さらに生検で病理組織学的検査を行って初めて判断できる。 病理検査の結果、潰瘍周囲に過形成肉芽組織があればクローン病の可能性を、通常の炎症性過形成のみであれば慢性腸炎の可能性を、異型過形成や異種細胞があれば悪性化傾向のある潰瘍か悪性潰瘍の可能性を考えなければならない。 潰瘍の病理学的性質を明らかにし、臨床的介入計画の指針とするために、臨床症状に合わせて、医師の指示に従い、潰瘍の局所粘膜のさらなる生検を行うべきである。