脳卒中後の半身のしびれの症状は片麻痺と呼ばれ、回復する患者と回復しない患者がある。 脳卒中後の半身のしびれは、大脳感覚中枢、視床、内果後縁に存在する梗塞巣によるものと、梗塞巣の水腫がこれらの部位を圧迫し、これらの部位の神経機能障害を引き起こし、片麻痺性感覚異常が出現するものとがある。 梗塞部位が大脳感覚中枢、視床、内果後縁であれば、遺伝子組換え組織型線溶プラスミノーゲンアクチベータなどの適時血栓溶解療法を行い、一刻も早く局所の血流を回復させることにより、半側感覚異常の症状が回復する可能性があるが、血栓溶解ウインドーの持続時間を超えると半側感覚異常の回復は極めて限られたものとなる。 片麻痺の症状が梗塞部の水腫圧迫によるものであれば、治療後に水腫が治まれば片麻痺の症状は回復する。 脳梗塞の診断が確定し、片麻痺の症状が出現した場合は、医師の指示に従って治療を行ってください。