高齢者に最適な痰切りはどれ?

高齢者の痰治療薬は、その作用機序によって、嘔気去痰薬と痰溶解薬の2種類に分けられるが、具体的な効能は個人差があり、どちらが良いということはない。 1.塩化アンモニウムを含む悪心去痰薬。 胃粘膜を化学的に刺激するため、反射的に痰の量が増え、痰が排出されやすくなる。また、製品が吸収され、呼吸器から気道の一部が浸透圧効果により気道水が増加するため、痰が希釈され咳き込みやすくなる。 服用回数が多いと、吐き気、嘔吐、口渇、胃痛などの副反応が起こることがある。 潰瘍性疾患の患者には禁忌である。 2.ブロムヘキシン塩酸塩などの喀痰溶解剤 粘液性の痰を溶解する作用が強いので、痰を喀出しやすい。 減量又は中止により、時に悪心、胃部不快感が消失することがある。 胃炎や胃潰瘍の患者には慎重に使用すべきである。 すべての薬剤は医師の監督下で服用されるべきであり、不快感があれば速やかに医師に相談すること。