肺がんの漢方処方とは?

肺癌は漢方医学では癌の範疇に属し、癌の種類によって漢方薬の処方も異なり、クリニックでよく使われるのは、六君子湯、養陰清肺湯、承気散、血宮瘀血湯、痰導散などである。 肺気虚症候群:咳、痰、胸のつかえと息切れ、舌の青白さ、白い苔で現れる。 治療は六君子湯+補気・補肺・補脾・解痰。 陰虚内熱症候群:痰や血痰のない乾いた咳、やせ、乾いた便、黄色い尿が現れる。 治療は、陰を養い肺を潤す(体内の陰液を補い肺を養う)、養陰清肺湯に補法を加えて熱を除き、しこりを散らす。 気陰両虚(気と陰の両方が不足している):精神疲労(精神が疲弊し、体力が低下する)、発汗による息切れ、手足や心臓の熱感、舌が赤く苔が薄いなどの症状が現れる。 治療は、気を益し陰を養う(気と陰液を補う)生気散を加減する。 気滞瘀血(気の巡りが悪いために血が滞る)症候群:胸や肋骨の刺すような痛み、咳や息切れ、舌の点状出血や暗紫色などの症状が現れる。 治療法は、海屁益気湯に補中益気湯を加えて、気を動かし、血の巡りを活性化(気血の流れを促進)し、瘀血を解消して血の硬さを和らげる。 海屁益気湯は妊婦には注意が必要である。 痰湿瘀血症候群:痰が多い咳、息苦しさや胸の張り、皮膚門の下のしこり(痼り)、しびれ、押さえるのを嫌がるなどの症状が現れる。 治療は、痰導散の減法を加えて、湿と痰を除き、瘀血を解消し、気滞を解消する。 上記の漢方薬の副作用はまだはっきりしていないので、症状を見極められる医師の指導のもとで使用すること。