大腸癌の臨床症状には、腸症状、癌の転移に伴う症状、臓器障害症状、全身症状などがある。 1.腸症状には、下痢、腹部膨満、嘔吐、便秘、血便、腹痛などがある。 2.腹膜転移では悪性腹水形成による腹部膨満感、肝転移では食欲不振、肝痛、黄疸、肝性昏睡などがみられる。 腸癌の肺転移では、咳、胸部圧迫感や息苦しさ、胸痛、パニック、息切れなどが現れる。 脳転移では、頭痛、嘔吐、てんかん、運動失調、視力低下などが現れる。 3.進行した患者は多臓器不全に陥り、乏尿、無尿、ショック、嗜眠、昏睡などの症状を呈することがある。 4.全身症状は主に発熱と極度の消耗を指す。