頚椎症性頭痛と脳腫瘍性頭痛の違いは、疼痛部位、随伴症状、脳神経機能の損傷の有無などである。
1.疼痛部位:頚椎症性頭痛の疼痛部位は主に後頭部にあり、これは主に頚椎症性頭痛の神経根の圧迫によるものである。 腫瘍の疼痛部位は後頭部に限らない。
2.随伴症状:頚椎症の頭痛は患側の上肢の放散痛を伴うことが多く、吐き気や嘔吐などの頭蓋内圧亢進症状は伴わない。 脳腫瘍の痛みは患側の上肢の放散痛を伴わず、腫瘍の増大とともに吐き気や嘔吐などの頭蓋内圧亢進症状が出現することがある。
3.頭蓋内神経機能障害の有無:頚椎症では通常、脳神経機能に障害は生じませんが、頭蓋内腫瘍では腫瘍が大きくなるにつれて頭蓋内神経機能に障害が生じることがあります。 視力低下、難聴、嚥下障害などの症状が現れることもあります。
頸椎症や脳腫瘍の患者さんは、病状を長引かせないためにも、早めに病院へ行き、医師の指導のもとで積極的に治療を受けることをお勧めします。