腹部膨満と疼痛を伴う原因不明の肛門局所の水流を伴う高齢患者は、まず腸閉塞が原因である可能性を考えるが、腸の悪性腫瘍を除外することもできない。 腸閉塞:胃腸機能の衰えにより、高齢者では腸管習癖が変化したり、長期間排便がなかったり、排泄がなかったりすることがあり、そのため、程度の差はあるが、完全または不完全な腸閉塞を起こすことがある。 腸閉塞が出現すると、糞便の蓄積により、腹部膨満感、排便困難が生じ、腸管腔内の液体が糞便の縁に沿って肛門から流出し、局所的な水流や糞便水が肛門から流出する。 同時に、腸閉塞の急性発作時には、患者は明らかな激しい腹痛、嘔吐、吐き気、排膿を伴う。 腸管悪性腫瘍:腸管悪性腫瘍が中期・後期になって腫瘍が発育し、破裂すると、腫瘍破裂の刺激により腹部膨満感や腹痛が生じると同時に、腫瘍破裂後、腸管内腔から血液や原因不明の液体が流出し、肛門に沿って肛門から流出することもある。 60歳を過ぎると、肛門からの流出や腹部膨満感には他の原因も考えられますので、時期を見て医師に相談し、医師の指導のもとで検査・治療を受けてください。