胸腺腫の術後再発は考えにくく、再発の原因は多くの場合、手術時の切除範囲不足などの要因に関連している。
胸腺腫は前縦隔に発生する一般的な原発腫瘍であり、健康診断で臨床症状がなくても発見されることもあれば、手足の脱力や眼瞼下垂などの重症筋無力症の症状が明らかな場合に胸部CT検査で発見されることもある。 胸腺腫は悪性腫瘍の可能性があるため、外科的切除が必要となることが多い。
胸腺はリンパ管臓器であり、前縦隔に存在することが多いが、異所性胸腺は甲状腺から横隔膜まで胸腔内のどこにでも存在しうる。 したがって、胸腺腫を手術する場合は、胸腺全摘術と縦隔内脂肪掃引術が必要である。さもなければ、異所性胸腺は症状の非解消につながり、術後に臨床的再発を来す可能性がある。