背部閉塞感には、寒冷刺激や長期間の緊張などの生理的な理由と、腰椎疾患や内臓疾患などの病的な要因がある。 1.生理的な原因:背中の筋肉に長時間の寒冷刺激が加わると、筋肉の血管収縮、微小循環障害、筋肉の硬直が起こり、その結果、背部閉塞感の症状が現れる。 長時間の前かがみ姿勢や重労働は、背中の軟部組織に微小な損傷を与え、無菌性の炎症を誘発し、背中の閉塞感として現れることもある。 2.病理学的理由:腰椎疾患に罹患している場合、腰椎椎間板ヘルニア、腰椎すべり症などの腰部閉塞感を引き起こすことがある。 内臓疾患における背部閉塞感の原因としては、心筋虚血や狭心症などの放散痛が関係していることがあり、その場合は背部左側に閉塞感が生じ、胆嚢炎や胆嚢結石では背部右側に閉塞感が生じることがある。 背部閉塞感は症状だけでは原因を正確に判断できないことがあり、病歴の特徴や他の検査結果と合わせて正確に判断する必要があるため、医師の指導のもとで原因を明らかにし、的を絞った治療を行うことをお勧めします。