心臓穿刺は厳密な適応と禁忌のある治療手段であり、治療上の適応や禁忌がないために心臓穿刺が勧められない場合もある。 心臓穿刺に関する臨床文献の多くは心嚢穿刺を指している。 心嚢穿刺は、心タンポナーデにつながる大量の心嚢液貯留の解消、原因診断のための心嚢液貯留の診断的穿刺、治療的心嚢内薬剤投与に用いられる。 心嚢穿刺は、凝固異常、血友病などの出血性疾患がある場合、抗凝固療法を受けている場合、菌血症や敗血症がある場合、精神状態が不安定な場合など、手術の完了に協力できない場合には禁忌である。 上記の適応や禁忌がない場合、心臓穿刺は推奨されない。