脳梗塞患者の手術にかかる時間

外科的治療が必要な脳梗塞患者の正確な待機期間はなく、手術の規模、重症度、緊急度などに関係する。
脳梗塞の急性期は一般に発症後2週間であり、急性かつ重篤な状況でなければ、この時期に手術は行わないのが一般的であるが、脳ヘルニアや脾臓破裂に至るような大きな脳梗塞など急性かつ重篤な状況であれば、緊急手術が必要になることもある。
脳梗塞患者は2週間を過ぎると回復期に入り、病状は安定する傾向にあるので、局所麻酔による小手術や低侵襲手術が可能である。全身麻酔を必要とする大手術の場合は、脳梗塞後1~6ヶ月を経過してから具体的な状況に応じて手術を選択することが推奨される。
脳梗塞患者は、手術中の麻酔、出血、全身血栓症のリスクが高く、出血のリスクを悪化させやすい抗血小板凝集薬や抗凝固薬などの薬剤は、上記の理由で脳梗塞の状態を悪化させる可能性があるため、手術前に中止する必要がある。
脳梗塞後の手術は、選択手術にせよ緊急手術にせよ、医師の指導のもと、リスクとベネフィットを十分理解した上で決定すべきである。