胆嚢摘出術後の腹水貯留には炎症因子が関与していると考えられており、主に感染予防と局所滲出液の排出を目的とした抗炎症治療が必要な症例が多い。 胆嚢摘出術後、胆嚢周囲の炎症が強い場合は、滲出液の貯留による腹部感染を避けるため、手術操作部からの滲出液排出のために腹腔ドレーンを留置する必要がある。 また、術後感染を予防するために、セフロキシムナトリウム注射液などの抗生物質療法、いわゆる抗炎症薬療法の術後予防投与も必要である。 一般に、術後3日以内に抗生物質などの抗炎症薬を予防的に投与することで、術後感染を予防する一方、抗炎症薬によって手術部位の炎症反応を緩和し、炎症性滲出液を減少させることができる。 胆嚢手術後の腹水治療に抗炎症薬が必要かどうかは、術後の状態に応じて医師が判断する必要がある。