糖尿病は漢方でいう「消渇」に大別され、医師の指導のもと、消渇方剤、七味地黄丸、六味地黄丸などの漢方薬で治療することができる。 1.消渇処方:肺熱津液障害(肺に熱があり、体液が絶えず消耗している)の証に属する喉の渇きを鎮めるのに用いることができる。 清熱潤肺(熱を除き肺を養う)、生成津液(津液の生成を促し渇きを癒す)の効能があり、口渇・口舌乾燥、多尿、多汗などの症状を改善します。 2.七味加呉茱萸生姜湯:気陰両虚の口渇に用いる。 人参、茯苓、朮、甘草などの漢方薬が配合され、益気健脾(脾胃の気を整える)、利水、消渇などの作用があります。 のどの渇きや飲水過多、食が進まず便がゆるくなる、あるいは食が細くなる、精神的な元気がない、疲れやすいなどの症状に用いられます。 3.六味地黄丸:腎陰虚証の口渇に用いる。 熟地黄丸(六味地黄丸):熟地黄、山茱萸、茯苓などの生薬が配合され、陰を補い腎を補う作用があり、軟膏のように量が多く濁った頻尿、腰膝痛・脱力感(腰や膝が痛くて力が入らない感じ)、倦怠感、めまい・耳鳴りなどの症状に用いられます。 漢方薬は医師の指導のもとに服用すること。 なお、漢方薬は糖尿病による不快な症状を改善するものであり、血糖値を下げることは西洋医学的な治療を基本とすべきである。 糖尿病と診断されたら、やみくもに自己判断で薬を使用せず、適時医師の治療を受けることをお勧めします。