脳出血患者には20~40日間高気圧酸素療法を行うことが推奨されているが、特定の症例には治療が必要である。
脳出血患者は通常、発症後2週間程度で病状が安定してから高気圧酸素療法を検討し、高気圧酸素療法に最適な時期は2~3ヵ月以内である。
一般に、脳出血後に意識障害や言語障害、四肢機能障害がない少数の患者には高気圧酸素療法は必要ないとされている。
脳出血後に神経機能障害がある場合は,できるだけ早く高気圧酸素療法を行う必要があり,脳出血発症後3ヵ月以内に治療を行う場合は,通常10日ずつ2~4コース,すなわち20~40日程度行う必要がある。
脳出血後3ヵ月以上経過した神経機能障害患者に高気圧酸素療法を行った場合,効果が劣ることが多く,60日間の高気圧酸素療法を行うなど,高気圧酸素療法の期間を延長することも考慮される。
脳出血後の高気圧酸素療法は,通常の病院の神経科を受診し,患者の症状や脳出血の時期に応じて,適切な高気圧酸素療法の時期を決定する必要がある。