甲状腺がんが反回喉頭神経に浸潤していたら?

反回喉頭神経に浸潤した甲状腺がんは、状態に応じて手術か化学療法で治療する必要があります。
手術が第一選択で、反回喉頭神経だけに浸潤していて嗄声がなければ、手術で神経を切り離して病巣を取り除くことができます。 未分化の甲状腺がんは手術後に化学療法が必要になることがあり、分化型甲状腺がんはきれいに切れない場合は、手術後にヨード131で治療するのが普通です。
周囲の組織に影響を及ぼして深くなっている場合は、神経を取り除くか、リンパ節郭清を伴う甲状腺全摘術を行う必要があります。 手術前にがんを縮小させるために術前化学療法が必要で、術後も化学療法薬を続けます。
反回喉頭神経に浸潤した甲状腺がんは嗄声(させい)の原因となり、両側に浸潤した場合は窒息の原因にもなります。 そのため、甲状腺がんが見つかったら、速やかに治療する必要があります。